「美味しそうに撮れないんですがどうしたら良いですか？」という質問をよくされます。
これを読んでいるあなたも、もしかしたら「そうそう。美味しそうに撮るのって難しいよね」と思ったかもしれませんね。
でも、「美味しそう」って一体どういう写真を指しているんでしょうか？考えたことってありますか？
よく「ほら、プロが撮るような写真」と言う方もいらっしゃいます。でも、一概にプロの写真、と言ってもどこの媒体（雑誌、料理本、Instagram、メニュー・・・など）に載せるかによっても違います。
ファミレスのメニューの写真もプロが撮っていますし、例えば『リンネル』に載っているような生活の匂いがする自然な料理の写真もプロが撮っている。この2枚って結構違いますよね。
例えば、ネットで「餃子」と調べるだけで、これだけ色々な撮り方があります。
日常感を出したような写真や、黒色のバックで生活感を排除したもの、タレをつけている瞬間を強調したもの、一口かじって中身を見せているもの・・・。
これだけの種類をひと言、「美味しそうな写真」という言葉でくくるのはちょっと大雑把ではないでしょうか？
あなたが「美味しそう」と思う写真はどんな写真でしょうか？そのイメージがなく撮ろうとしても、どう撮って良いのか、どこを撮影の終わりとして良いのか分からなくなってしまいます。
写真を撮りたい！思ったような写真が撮りたい！と思ったのであれば、「自分が好きな写真」を探してみることから初めるのが実は1番の近道です。
別の言葉で言うと、「あなたの写真のゴールを決める」ということです。ゴールがないと、どこに向かって進めば良いかが分からず時間がかかるばかりです。下手すると迷子になってしまいます。
そうならないように、まずは、好きな写真を探す。そして、それを自分のゴールに設定する。そうすることで、初めて今の課題感だったり、何を学べば良いのかが明確になると思うのです。
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